10月8日〜10月16日の期間、ジャカルタ市内19の会場で開催されるアジアパラ競技大会の為にアジア中から18競技のアスリートたちが集結しています。
聖火リレーは9月5日から始まっており、インドネシア9都市を30日間かけて巡ってアジアパラ競技大会を盛り上げます。
アジアパラ競技大会の開催は今年で3回目、インドネシアが同イベントのホストとなるのは初の試みとなります。この歴史的な場面に立ち会える場所を当記事でご紹介しましょう。
1 | Grobokan, Mrapen
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9月5日にから始まる聖火リレーの開始地点であるGrobogan RegencyのMrapenは数百年以上前に自然発火した炎があることで有名です。
自然発火の原因は未だに解明されていませんが、自然発火自体はジャワ民族によって15世紀頃には既に起こっていたといわれています。
ジャワ民族の中で“炎”は神聖なものとされており、年に一度のワイサックの日を祝う為に仏教徒が聖火をMendutやボロブドゥール寺院に運んでいます。ここではKolam Sendang Dudoと呼ばれる天然温泉があるので旅の疲れをリフレッシュしてくれるでしょう。
2 | Solo City Hall

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9月5日同日、聖火はソロ市庁舎に運ばれて4日間展示されます。この市庁舎はオランダ統治時代に建築されたものなので、異国情緒あふれた建築物は観光客に人気です。
2012年、市庁舎地下に16m x 24mの巨大なシェルターが隠されているのが発見されました。2017年に改装されて1月に無料で一般公開が開始されました。気になる方は是非ご覧になってみてはいかがでしょうか?
3 | Ternate, Kedaton Kesultanan-Gelora Kie Raha
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9月9日、聖火はGelora Kie RahaにあるTernate Cityを通過します。Ternate Cityは北マラクのTernate Islandに位置しています。この街は様々なヨーロッパの民族に建築された歴史的建造物が点在しています。
1813年に建設されたThe Kesultanan Palaceはインドネシアで最古の宮殿の一つです。200年以上前に建てられた宮殿に入ると何とも神秘的な雰囲気に包まれるでしょう。正門にある2つの虎の像がさらに神秘性を増幅させています。
この宮殿は現在博物館となっていて、来館者は自由に宮殿を歩いて歴史的な芸術物や遺産を見ることができます。もし時間があれば宮殿を見た後に美しいビーチでくつろぐのも一興でしょう。
4 | Makassar, Balaikota Walikota-Lapangan Hassanudin
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聖火は南スラウェシのマカッサルに到着して9月12日〜9月18日まで展示されます。聖火が届くとマカッサルではお祝いのカーニバルが開かれます。 聖火はハッサンディン畑からカレボシ公園まで運ばれます。 カレボシ公園はマカッサルで最も観光客に人気のある場所です。
Karebosiは1957年に造られたエリアです。このエリアではマカッサルで最も人気料理のSop Konro Karebosiを味わうことができます。Sop Konro Karebosiはお肉、ピーナッツソース、黒コショウ、伝統的なスパイスで作られたスープで、そこに焼いた肉が入ったものをKonro Bakarと呼びます。
上記で紹介したスープを食べるなら「Rumah Makan Konro Karebosi」がオススメです。住所:Jalan Gunung Lompobattang 41-43 Makassar
5 | Bali, Kantor Gubernur Bali-Lapangan Puputan Renon
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聖火リレー四番目の地はバリ島です。この南国のパラダイスで9月19日まで聖火が展示される予定です。パレードの通り道は以下の通りです。Sanurビーチ, Bajra Sandhi記念碑, Garuda Wisnu Kencana像 Renon広場。
サヌールエリアはダウンタウンの喧騒からはほど遠い、静かで落ち着いた雰囲気です。美しいビーチでリラックスしながら自然と景色を満喫しましょう。
ガーダ・ウィスヌ・ケンカナ(Garuda Wisnu Kencana)の彫像は、中国の春寺院仏のに次いで世界で2番目に大きな彫像といわれています。1997年の建築開始から20年以上の時を経て、ついに今年8月に完成したこの彫像の高さは実に121mあります。
バジャラ・サンディー記念碑(Bajra Sandhi Monument)はデンパサールの主要なランドマークです。壮大な記念碑は長年バリ島に存在した闘争の備忘録。記念碑の2階に座って、デンパサールのパノラマの景色を見ながら想いを馳せてみましょう。
6 | Pontianak, Kantor Walikota Pontianak – Perbasi Park
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9月19日〜9月23日まで、Pontianakの市長のオフィスからPerbasi スポーツ競技場まで聖火リレーが行われます。Pontianakは赤道直下に位置する世界で唯一の都市です。Perbasiスポーツ競技場から4kmの距離にある赤道碑は必見。是非行ってみてください。
コーヒー愛好家のあなたに嬉しいお知らせです。この街は伝統的なコーヒーの産地で、Gajah Madaにおいしいコーヒーショップが多く立ち並んでいます。
7 | Medan, Kantor Walikota Medan – Merdeka Square
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聖火リレーは後半戦に差し掛かり、9月23日に北スマトラ島のメダンに到着します。市庁舎を1872年に建築されたムルデカ広場で展示されます。
ムルデカ広場はメダン最初の郵便局とホテル・ミー・ド・ボエルなど、多くの歴史的建造物に囲まれています。1898年、オランダのビジネスマンAeint Herman de Boerが創業したHotel de Boerはオランダの建築様式のため観光客にとても人気です。そのホテルはBalai Kota通りにあります。
お腹が空いたらムルデカ広場の東部に多くのインドネシア料理レストランに行ってみると良いでしょう。
8 | Pangkal Pinang
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9月26日に聖火はBangka Belitung島のパンカル・ピナングに到着し、Bangka Belitung Golden GateからMerdeka Park Squareに向かいます。 ここの見所は、2017年12月に開通したゴールデンゲートの美しい景色です。開通以降、バトゥー・ルザ川にかかる784mの長い橋が、パンカル・ピナン観光の中心になっています。 夕方以降は橋がカラフルなLEDでライトアップされた姿を楽しむことができます。
9 | Jakarta
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聖火は9月30日に最終目的地ジャカルタに到着し、2018年アジアパラ競技大会の準備が整います。
市庁舎〜Senayanのサウスプラザまで聖火パレードが行われます。 ジャカルタの市庁舎は19世紀初頭に建設されました。 ホールはジャカルタ市庁舎の中で最も古い建物で、かつては西ジャワの評議員のオフィスや居住地として使用されていました。
一方、Senayanのサウスプラザはパラゲームズのイベントを主催するゲローラブンカルノスタジアムへの最も近いアクセスとなっています。 お買い物や食事の際にはPlaza Senayan、Senayan City、FX Sudirman Mallなどのショッピングセンターも近くにあります。
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